講座
「環境保健」の提唱(2)
長田 泰公
1
1公衆衛生院生理衛生学部
pp.124-127
発行日 1971年2月15日
Published Date 1971/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204215
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前回筆者は,従来の環境衛生が変革を迫られている最大の理由は,環境破壊の急激な進行と,それによる健康被害の拡大にあると述べた.そして「環境保健」の確立のためには,人間—環境系の全体を新しい視野に立って把握しなおす必要があると書いた.そのためにはまず,現在の環境破壊がもたらしている健康被害の実態を正しく認識することから始めなければなるまい.
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