特集 地域保健計画
アメリカの総合保健計画および公衆衛生サービス法の動向
西 三郎
1
1国立公衆衛生院衛生行政学部
pp.575-577
発行日 1969年10月15日
Published Date 1969/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203962
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最近アメリカの公衆衛生分野において数多くの法律改正に新法制定がなされた中で,総合保健計画および公衆衛生サービス法は心臓病,がんおよび卒中法と共に,地域保健計画にとり重要な法律とされている.後者の法律は,Heart Disease,Cancer and Stroke Amendments of 1965(PL89〜239*)と呼ばれ,公衆衛生サービス法(Public Health Service Act)の改正で,別名地域医療プログラム(Regional Medical Program)といわれている.なお本誌33巻3号に紹介されている.前者はComprehensive Health Planning and Public Health Service Amendments of 1966(PL 87〜794*)と呼ばれ,公衆衛生サービス法の改正である.この法について簡単に紹介しよう.なお本法は,保健協力法〔Partnership for Health Amendments of 1967(PL 90〜174*)〕1967年12月公衆衛生サービス法改正により一部修正されている.
本法は,地域医療プログラムに約1年おくれて成立したもので,保健サービス,ヘルス・マンパワー,保健施設に関する総合計画はあらゆる段階の政府に必要であるとし,その援助のために連邦議会により制定されたものである.
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