モニターレポート
妊娠届出をみて
M. K
pp.188
発行日 1966年4月15日
Published Date 1966/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203223
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母子保健対策の一つとして,妊娠届を市町村に出して,母子手帳の交付をうけることになっているが,全国の統計をみると昭和39年では,出産数の92.3%がこれをうけていることになる。その届出を妊娠月数別にみると第1表の通りになる。
すなわち全国,岐阜市ともに約半数は妊娠4〜5カ月に妊娠届を出して母子手帳をもらっている。ただ妊娠8カ月以上になって届け出ているのが全国で約15%,岐阜市で約10%(出産後に届け出たもの0.5%が含まれる)もあるということは,少し手おくれの感がある。とくに梅毒などの疾患が出産間近に発見されたのでは,あきらかに手おくれである。
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