綜説
高崎市における全額市費負担による予防接種の検討
重田 精一
1
1高崎市医師会
pp.329-334
発行日 1964年6月15日
Published Date 1964/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202831
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I.まえがき
国が福祉国家の建設をその大目的として指向して以来,各般の施策が福祉国家完成のために進められている今日,地域社会においても,その福祉の向上を計るべく,各方面から最善の努力が払わるべきことは当然である。
疾病ことに流行性疾病が個人及び地域集団に及ぼす罪科は夙に明らかなことであり,我々は地域社会の福祉の向上のため,流行性疾病の蔓延を防止すべく努力しなければならない。この際疾病鎮圧の方向として,予防出来る疾患に対する予防接種の問類が当然惹起されてくるはずであろう。
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