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サロン・教室・サポーター―高崎市におけるきめ細かな介護予防事業の推進/サロンでふれあい,いきいきと―高崎市の高齢者サロンを通じた介護予防事業
櫻井 三容子
1
,
河原 康紘
1
,
佐藤 歩
1
,
山田 由美
1
,
松本 博美
1
,
都丸 知子
1
1高崎市長寿社会課
pp.651-653,696-701
発行日 2012年8月10日
Published Date 2012/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101940
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地域の概要
高崎市は,関東地方の北西部,群馬県南西部に位置しています。「平成の大合併」による三度の合併を経て,2011(平成23)年4月に中核市へと移行しました。人口は2012(平成24)年4月1日現在で37万781人,うち,65歳以上の高齢者人口は8万6265人,高齢化率23.27%,面積は459.41km2となっており,群馬県で最大の人口を抱える都市です(図1)。
本市の歴史は1598(慶長3)年の井伊直政の入城後,和田の地が高崎と改められたことから始まりました。上毛三山と呼ばれている赤城山,榛名山,妙義山を背に,市街地の西南には烏川が流れ,市の東部は利根川に接しています。また,古来より中山道,三国街道が通り,現在では関越自動車道・上越新幹線の開通により,東京へ約100km,時間にして約1時間という恵まれた位置にあります。昔から交通の利便性や商業活動をとおして江戸と結びついており,長野・新潟方面からの中継機能を果たすとともに,群馬県の表玄関として,また,北関東における産業経済の中心地としての役割を果たしています。
2000年に介護保険制度がスタートしてから,介護保険料の増大という大きな問題が生まれ,介護予防事業が導入されていった。高崎市でも2006年度から介護予防事業に積極的に取り組み,高齢者サロン「ふれあい・いきいきサロン」を中心に地域の介護予防を推進してきた。その後も事業ごとにつながりをもった仕組みづくりを進めている。
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