原著
九州,北海道等の炭鉱従業員寄生虫相の比較研究(第7報)—九州と北海道の炭鉱における主要寄生虫の地域別,年令別等の疫学相について
佐々 学
1
,
林 滋生
1
,
白坂 龍曠
1
,
三浦 昭子
1
,
佐藤 孝慈
1
,
福井 正信
1
,
長田 泰博
1
,
魚谷 和彦
1
,
矢沢 庄三
1
,
御厨 潔人
2
1東京大学伝染病研究所寄生虫研究部
2三菱鉱業九州事務所労働部
pp.215-220
発行日 1960年4月15日
Published Date 1960/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202265
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我々は1956年10月以降,三菱鉱業健康保険組合に所属する炭鉱従業員とその家族について寄生虫相の研究を続けて来たが,今回は1958年10月から同年12月の3ヵ月間に亘つて九州の島地区(崎戸,端島,高島の3事業所)及び北海道大夕張炭鉱の従業員家族について検査を行なつた。そこでこの成績をまとめ,これを前年度行なわれた九州筑豊地区の従業員家族検便の成績(第6報既述)と地域別,年齢別疫学相などの面から比較検討した。
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