Japanese
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特集 熱傷の早期治療
各論
気道熱修—炭鉱爆発等を中心として
Inhalation burn
大浦 武彦
1
Takehiko OHURA
1
1北海道大学医学部形成外科
pp.1544-1547
発行日 1970年10月20日
Published Date 1970/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205229
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気道熱傷はCocuoanut-Groove大災害で注目されて以来,しばしば問題2)7)15)となつている.すなわら,A.W.Phillips12)13)14)は過去20年間の熱傷患者を各10年毎にまとめて統計的比較を行ない,後半の10年間においては死因第2位であるshock死が大幅に減少をみたにもかかわらず,死因第1位の気道熱傷は依然として第1位を占め,その数もほとんど変動を示さないことを指摘している.またその症状や治療法についてでも不明である点が多いので,今回われわれはその症状と気道熱傷の臨床についてのべたい.
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