原著
乳児の保健所利用状況について
永田 久紀
1
,
岩中 徹
1
,
米田 幸雄
2
1京都府立医科大学衛生学教室
2京都学芸大学保健体育学科
pp.211-214
発行日 1960年4月15日
Published Date 1960/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202264
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地区における公衆衛生のセンターとして保健所のサービスは管内住民のすべてを包括することが望まれる。しかし都市における保健所クリニックを取りあげて見ても現実的にはそのサービスは保健所周辺のものに濃く,保健所より遠ざかるに従つて薄くなつている。殊に乳児の健康相談においては利用率は距離的因子に大きく左右されることが著者等の教室の調査1)によつても明らかに示されている。
この報告においては前報1)と同様京都市下京保健所について乳児健康相談における保健所利用が距離的因子ばかりでなく季節,乳児の月齢等によつて如何なる影響を受けているかを調査した
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