原著
九州・北海道等の炭鉱従業員寄生虫相の比較研究—第10報北九州炭鉱における主要寄生蠕虫の駆除効果
佐々 学
1
,
田中 寛
1
,
三浦 昭子
1
,
白坂 竜曠
2
1東京大学伝染病研究所寄生虫研究部
2東京女子医科大学寄生虫学教室
pp.380-385
発行日 1963年7月15日
Published Date 1963/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202690
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1956年以来三菱鉱業健康保険組合に所属する従業員及びその家族の腸内寄生蠕虫の調査及び駆虫対策の研究を続けてきた。本研究は1960年7月より61年3月迄に行った北九州筑豊炭鉱の従業員の調査成績である。この地区は1958年3月迄に第1回目の検査をすませ,その後駆虫や予防の対策を施して来たので,今回の調査ではその間における総合的な駆除効果を推定することに努めた。
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