研究報告
東京都中野區における泉熱の一流行例
松田 心一
1,2
,
宮入 正人
1,2
,
重松 逸造
1,2
,
洞澤 勇
1,3
,
岩戸 武雄
1,3
,
左合 正雄
1,3
,
岡田 貫一
1,3
,
水野 澄郞
1,3
,
荒井 保經
1,3
,
池田 英夫
1,3
,
平良 眞
1,4
1公衆衞生院第3回正規醫學科
2國立公衆衞生院疫學部
3國立公衆衞生院衞生工學部
4都立中野保健所
pp.27-30
発行日 1952年11月15日
Published Date 1952/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201130
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緒言
昭和2年泉によつて報告された猩紅熱樣疾患の流行例は,その後今日まで我國各地より報告されて來た。特に昭和25年以來報告例も激増し,各地において諸研究が進められつゝあるが,その本態に關しては今日尚その病原臨床,疫學各分野にわたつて不明の點が多い。著者等は昭和26年11月,東京都中野區内に發生した一流行の調査を各專門分野と共に行う機會を得た。その綜合成績は第26回日本傳染病學會に於いて報告したが,こゝではその疫學調査成績を報告する。
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