アメリカ便り
ハーバート公衆衞生學校の生いたち
田多井 吉之介
pp.48
発行日 1952年9月15日
Published Date 1952/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201110
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ハーバート公衆衞生學校の生理學教室にいる間に,現教授Dr. Whittenbergerの御厚意で,ハーバート醫學校同窓會誌,1935年10月にある,故C. K. Drinker教授の "Development of the School of Public Health" という一文をお借りした。讀んでいる内に,我々にもいろいろ參考になることが含まれていると感じたので,その要點の抄録をお目にかけることにする。
1913年,Rosnau,Whipple,Sedgwickによりhealth officerのための學校,Harvard-Technology School of Public Healthがつくられたが,これは,ハーバート大學とマサチユーセツツ工科大學との共同經營であつた。これが現在の公衆衞生學校の前身ともいうべきものであるが,現在の學校の設立については,Dr. Edsallとロツクフエラー財團の努力と恩惠が大きい。
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