研究報告
農村部落の結核状況
吉村 一應
1
1宮崎縣立本庄保健所
pp.381-382
発行日 1951年6月15日
Published Date 1951/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200858
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(1)緒言
「國民の8分の1は結核で死亡する」とは統計の示す眞實である。これは國民の○才における結核死率である。私は宮崎市,宮崎郡,東諸縣郡(宮崎本庄兩保健所管内)の24年度について統計を取つて見たら○歳の結核死率は6.1の1,5歳から15歳は4.6の1が將來結核で死亡する計算になつた。(表1最後行參照)
第二の言葉「國民50人に1人の結核患者が居る」と言うこともよく知られて居る言葉でこれは各方面の檢診結果から想像されたものであろうぶ前者死亡率の眞實性と比較して稍漠然として居る。日本特有の年齡齢階級別死亡率同様靑年層には或は20乃至30人の割合かも知れない。
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