特集 第2囘日本公衆衞生學會演題
午後の部
(37)京都西陳機織工の住業生活の衞生學的調査(第1報)
津田 長治
1
1京都府立醫科大學衞生學教室
pp.170
発行日 1949年1月25日
Published Date 1949/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200419
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京都市に於ける家内工業の重要な位置を占める,"西陳織"の機織工を對象として,その生活状況及び仕事場の環境を調査研究し,その勞働條件の改善に資せんとするもので,今囘の報告は昭和22,23年,7月,8月の晴天日の午後2-4時に行つた測定結果である。調査總戸數104の内,室内濕球温度32.0℃以上のもの32.7%,濕球温度28.0℃以上のもの5.7%,濕度60%以上のもの53.8%,室内乳カタ率5.0以下のもの%,濕カタ率12以下のもの47.0%,室内不感氣流0.5m/sec以下のもの85.5%,仕事面の明るさ50Lux以下のもの40.5%,睡眠時間8時間以下のもの51.0%,仕事時間8時間以上のもの88.2%,10時間以上のもの49.0%,寝室1人に對するタタミ數3帖以下のもの72.2%,2帖以下のもの40.1%となつている。
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