予防と臨床のはざまで
第21回ヘルスプロモーション・健康教育国際会議
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.870
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102872
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8月26~29日に,タイのパタヤで開催された「ヘルスプロモーション・健康教育国際会議(IUHPE)」に参加しました.3年に1度開催されるヘルスプロモーション・健康教育分野唯一の国際学会です.1995年に日本で開催された時,私は大学院生として参加し,それが初の国際学会発表経験でした.その後,パリ(2001),メルボルン(2004),バンクーバー(2007),ジュネーブ(2010)を経て,久し振りのアジア開催となりました(学会HPはhttp://www.iuhpeconference.net/).
テーマは「Best Investments for Health」.予防は治療に勝るといわれ続け久しいですが,現実には健康や健康施策への投資は,まだ低い水準にあります.今回の学会では,すべての人々が健康で幸福な状態となるために何が最良の投資なのか,現時点で政府や専門家や市民はどれだけの投資をしているのか,投資を増やすために今後何に挑戦すべきか?…という熱い議論が交わされました.
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