連載 公衆衛生Up-To-Date・7
[国立長寿医療研究センター発信:その1]
災害時の新たな課題―「防げたはずの生活機能低下」予防―そのターゲットとしての生活不活発病
大川 弥生
1
1国立長寿医療研究センター
pp.580-585
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102793
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はじめに
東日本大震災後,はや2年が経過したが,被災地には多くの課題が残されている.また非被災地にも今後の災害時対応の見直しの課題がある.その中で「防げたはずの生活機能低下予防」を明確に位置付ける必要がある.
本稿ではこの問題と,高齢者におけるその主な原因である「生活不活発病」,そして「要援護者」に代わる新しい概念である「特別な配慮が必要な人」についてご紹介したい.
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