特集 公衆衛生の危機
扉
pp.5
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102629
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わが国の公衆衛生の専門職は長い間「保健所法」のもとで,保健所に勤務することにより育てられてきました.「地域保健法」が施行されてから,保健所の数が大幅に減少し,「公衆衛生」という言葉も使われることが少なくなっています.また,保健師の過半数は保健所以外に勤務しています.さらに,多くの指定都市では保健所が1か所となったことにより,医師や保健師は保健所以外に勤務している人が多くなっています.県によっては保健所が福祉と統合され,保健福祉事務所などとされています.
今や,保健所に勤務していることと公衆衛生人とが重ならない時代となっています.
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