連載 フィールドに出よう!・7
フィールドワークの長い道のり―人々の顔の見える研究のために
菊地 君与
1
1東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学教室
pp.567-570
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102477
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
途上国で研究をするためにフィールドワークを計画している人の中には,所属教室の研究者の調査先でデータ収集をさせてもらう人や,あるいは,既存のプロジェクトが活動を行っている場所を研究フィールドにする人もいるだろう.一方で,特にそのようなフィールドへのリソースがなく,自ら初めてフィールドを探す必要がある人もいる.
本稿では,後者のような方々に多少なりとも参考としてもらえるよう,私が大学院の研究過程で経験したルワンダでのフィールド探しと,調査実施までの道のりをご紹介したいと思う.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.