予防と臨床のはざまで
第30回国際産業衛生学会参加ダイジェスト(その2)
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.477
発行日 2012年6月15日
Published Date 2012/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102459
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本コラムを連載させて頂いてから,早いもので通算100回,年12回として単純に8年以上となりました.目次を振り返ってみますと,連載当初は予防と臨床の両方に関わっている立場から感じる気づきを書いていました.予防医療とITの歴史(?)や,予防と臨床のボーダーラインの活性化についてはシリーズもので書きました.国内外の学会ダイジェストも沢山書かせて頂いたのですが,時系列に並べるとテーマの移り変わりから,予防と臨床のはざまで起きる様々な課題の歴史を感じることができます.原稿も溜まってきましたので,医学書院さん,是非単行本化をお願いします!(笑)
さて,前回に引き続き3月18~23日までメキシコのカンクンで行われたICOH(第30回国際産業衛生学会,http://www.icohcongress2012cancun.org/)報告の続きです.2日目以降,毎日朝8時半から2つのKeynote(基調講演),その後ポスターセッションを挟んで6つのSemi plenary(準基調講演),さらに午後のポスターセッションを挟んでミニシンポジウム,ワークショップ特別セッション,一般口演等が続くという構成でした.
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