連載 インタビュー・住民VOICE・6
疾病予防から食を通した健康なまちづくりへ
田辺 たか子
1
,
塚本 範子
2
1八千代市
2八千代市保健センター
pp.700-701
発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100952
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塚本 田辺たか子さんは,食生活改善推進員として平成7年から活動をなさっておられます.八千代市では,平成9年から推進員活動を「疾病予防」から「食を通した健康なまちづくり」へ転換しました.田辺さんは,「疾病予防」時代の活動をどのように感じておられましたか.
田辺 当時は,推進員リーダーの指示に従って,調理実習などの「講習会」により食や栄養の知識普及を行っていました.例えば減塩のために「塩分は何%が良い」とか,「お味噌はラップで1回分に小分けして冷蔵庫に保存」というように住民に伝えていました.減塩の大切さも伝達講習の有効性もわかっていましたが,素朴な疑問を口にできず,息苦しさのようなものを感じていました.
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