連載 性のヘルスプロモーション・10
[インタビュー]障害者の性に学ぶ
倉本 智明
1,2
,
岩室 紳也
3
1関西大学
2関西学院大学
3(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
pp.806-812
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100667
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
岩室 私が初めて障害を持った方の性を意識したのは,エイズ予防にかかわり始めた頃に出会った聴覚障害の方でした.「文字になっている情報は読めるけれど,どうもエイズも性感染症も身近に感じない」とおっしゃっていました.その後も障害を持った方々の性をどう支えればいいのか,試行錯誤しているのですが,倉本さん編著の『セクシュアリティの障害学』を読み,ぜひ『公衆衛生』の読者の方々に倉本さんのお考えを伝えたいと思い,本日はご登場をお願いしました.
倉本さんご自身は視覚障害をお持ちですよね.障害を研究されるに至った経緯を含めて,自己紹介いただけますでしょうか.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.