連載 性のヘルスプロモーション・6
[インタビュー]ヤンキー先生が語る「若者の性」
義家 弘介
1
,
岩室 紳也
2
1横浜市教育委員会
2(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
pp.144-149
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100247
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岩室 子どもたちの性の問題は,性を一つの表現形としつつも,実は背景に心や家族の問題などがあることも少なくありません.「ヤンキー先生」と呼ばれ,子どもたちに寄り添っている義家さんは,現代の若者たちの性をどう見ていらっしゃるのでしょうか.
倫理感の教育で終わらない
義家 子どもたちが言いようのない「寂しさ」を抱えていると,僕は感じます.関係づくりの面で非常に未熟で,それゆえの寂しさを感じている.だから表面的にメールではつながるけれども,現実には満たされない.本音を語れる大人も仲間もいない.
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