特集 越境!公衆衛生
地球環境保護政策の現状―気候保全に向けた国際協調
亀山 康子
1
1独立行政法人国立環境研究所地球環境研究センター
pp.437-440
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100578
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気候変動(地球温暖化)問題は,すべての国が協調して取り組まなければ解決できない問題である.しかし,気候変動の主要な原因である二酸化炭素(CO2)排出がエネルギー消費や産業活動と深くかかわることから,協調がなかなか進んでいないのが現状である.
本稿では,気候変動問題の概要を紹介し,同問題への今までの取り組みの経緯を概説する.また,とりわけ人類のリスクへの対処方法という観点から本問題を議論し,今後の国際協調の進展について考察する.
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