連載 全国いきいき事例ファイル・7
確かな一歩につながる「保健計画」策定―鹿児島県根占町の「6カ月で作ろうとした保健計画」
中俣 和幸
1
1鹿児島県出水保健所
pp.137-140
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100570
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地域の概況
鹿児島県肝属郡根占町は,鹿児島県大隅半島の南西部に位置し,東部は山稜連,西部は錦江湾に面し,薩摩半島の南部にある指宿市(砂蒸し温泉等で有名)等と11kmを隔てて対峙している.基幹産業は農業で,中央地区の水田地帯,湾岸沿いの冬春でも温暖な気象条件を活かした園芸作物地帯,そして台地部には葉タバコを中心とした畑作地帯と畜産地帯が広がっている.総面積約88km2には7千名余りの町民が住んでいるが(世帯数3千弱),老年人口比率は約34%で,出生数30名弱(人口千対の率にして約4.0)と,少子・高齢・過疎の進んでいる町である.町内には一般診療所が2カ所,歯科診療所が1カ所あり,2名の保健師が町に勤めている.
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