連載 エイズ対策を評価する・5
MSMにおける感染予防(上)
岩室 紳也
1
,
稲垣 智一
2
,
長谷川 博史
3
,
市川 誠一
4
,
上野 泰弘
2
1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
2東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課
3JaNP+
4名古屋市立大学看護学研究科感染予防学
pp.396-401
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100306
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岩室(司会) HIV/AIDSの統計で「同性間性的接触」での感染が増え続けています.しかし,その方々への普及啓発をどう進めるべきかについては,まだ暗中模索の状況だと思います.本日は,実際当事者としてカミングアウトされている長谷川さんと,様々なコミュニティと協働しながらMSM(Men who have Sex with Men)対策に当たっておられる市川先生に,今,同性間性的接触での感染を抑制するにはどうしたらいいのかについて,ご教示いただければと思います.
言葉の定義から
岩室 最初に,言葉を整理したいのですが,MSM,ホモセクシュアル,ゲイ,同性間性的接触と,いろいろな言葉がありますが…….
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