連載 エイズ対策を評価する・1
疫学的現状と将来予測(上)
岩室 紳也
1
,
永井 正規
2
,
鎌倉 光宏
3
,
稲垣 智一
4
,
上野 泰弘
4
1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
2埼玉医科大学公衆衛生学教室
3慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科
4東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課
pp.65-70
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100228
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
岩室(司会) これまでも様々なところで様々な形で,エイズ対策の評価が行われてきたと思います.しかし,雑誌等で掲載されているもののほとんどが疫学,医療,教育といったその分野の専門の先生お一人が執筆されたもので,お一人の責任では書き切れないことや,少し違った視点での検証や議論がないまま,結果的には評価に関する議論も十分なされていないのではと考えています.
そこで,本連載を企画するに当たって,東京都庁で10年前にも,そして現在もまたエイズ対策に関わっておられる稲垣智一先生にご協力いただき,私ども二人が意識的に異なる視点でそれぞれの専門家の方々にインタビューをさせていただきながら,今まで行われてきたエイズ対策を多角的な視点から評価し,今後の取り組みとして何が求められているのかを本連載を通して明らかにしていきたいと思います.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.