連載 グローバリゼーションと健康・12・最終回
連載のまとめ
若井 晋
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1東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学
pp.989
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100207
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連載「グローバリゼーションと健康」が11回にわたって本誌に掲載された.現在世界で起こっている人々の健康を脅かす要因は,単に健康問題に特化するだけでは論ずることはできない.政治・経済・社会などの要因が複雑に絡み合っている.特にグローバル化された現代社会において,保健医療にかかわる専門家にとっても,グローバリゼーションの影響を考慮せずにかかわることはもはやできない.
第1回では筆者・若井が,グローバリゼーションと人々の健康について,その由来や強者の立場,すなわち上からのグローバリゼーションと人々の側に立ったそれとの違いについて,歴史的な由来も含めて述べた.
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