特集 産む人と家族の選択肢を増やす 「女性のための妊娠・出産のガイドライン」臨床での活用
扉
pp.187
発行日 2025年6月25日
Published Date 2025/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134781680790030187
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妊娠中の過ごし方や分娩体位について,妊産婦さんやご家族はどれくらい選択肢をご存じでしょうか? 妊娠中の過ごし方や,産むときに一緒にいる人や環境,姿勢を産む人が主体的に選ぶためには,どんな選択肢があり,メリット・デメリットがあり,根拠があるのかということを,助産師だけでなく産む人本人が知る必要があります。
そのために活用できるツールが,日本助産学会作成の「女性のための妊娠・出産ガイドライン(一般の方へ)2024」です。妊娠・分娩・産褥期の女性への助産ケアについて,臨床の指針を示すことを目的に作成された「エビデンスに基づく助産ガイドライン—妊娠期・分娩期・産褥期2024」が昨年末に発表されたことに伴い,その内容の一部を非医療者向けにまとめたものがオンラインで無料公開されています。本特集は,ガイドライン作成に携わった同学会ガイドライン委員会の皆さまのご協力のもと,この「女性のためのガイドライン(一般向け)」の内容と,臨床での活用の仕方を解説していただきました。面談や出産準備クラス,助産外来など,あなたの現場でぜひ活用してみてください。

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