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特集2 高齢者の睡眠の質を高めるケア
センシング技術を活用した睡眠評価
Sleep Assessment Using Sensing Technology
山川 みやえ
1,2
Miyae Yamakawa
1,2
1大阪大学大学院医学系研究科老年看護学研究室
1Department of Evidence-Based Clinical Nursing, Division of Health Sciences, Graduate School of Medicine, Osaka University
pp.38-43
発行日 2024年1月31日
Published Date 2024/1/31
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
看護学においてエビデンスに基づいた実践の重要性は広く認識されているが,その実現は臨床現場において容易ではない.特に,研究と実務の連携に関しては,多くの課題が存在する.臨床現場では,研究活動がしばしば迷惑とみなされることがあり,研究者は邪魔者としてのレッテルを貼られることも少なくない.病院スタッフは日々の業務に追われ,まわりからの多数の指示に応じながら,患者のケアに専念している.このような状況では,研究への協力が直接的な恩恵をもたらさない場合,その価値を見いだすのが難しい.本稿では,特集のテーマから主に筆者がこれまで取り組んできた睡眠研究で用いた指標の紹介をするが,常に臨床現場でどう役に立てるのかというimplementationの視点をもって扱う指標の運用についても考察する.
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