特別記事
—オルタナティブなケアとしてのアート—障害からアートへ
大崎 晴地
pp.396-402
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610280050396
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リハビリテーションの領域にかかわりはじめてから20年近く経っているが、最近になってようやくそれが、私の専門分野であるアートのみのコンセプトではなく、社会的な形で実現してきた。
元通りに復帰することではなく、元とは異なっていてもその人なりの別の生き方を追求するためにアートが作用する。私は「障害」という言葉を以前はよく使っていたが*1、最近ではあまり使うことがなくなった。それに代えて「ケア」である。言葉ではなく、実践のタームに入ったからだ。いわゆるアートセラピーではなく、「アートケア」の考え方。生活の中にアートを組み込むことで医療や福祉とは別の生活の向上を目指すものだ。

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