連載 癒しの環境・2
ヒーリング・アート
高柳 和江
1
,
クミコ・クリストフ
1日本医科大学(医療管理学教室)
pp.84-87
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901045
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1994年11月16日,TBSでオランダの安楽死のドキュメンタリーが放映され,大きな反響をよんだ.ご覧になった方もいらっしゃると思う.翌日の朝日新聞でコメントを求められ,私は,最期まで社会参加のできる人生をご紹介した.
病気がなかなかよくならず気持ちが落ちこんでしまったり,重い病気になり死を目前にしたとき,その心を癒し,生きる力を生み出す環境が必要になる.それを手伝ってくれる人が必要である.この人々の中に,医師や看護婦のような医療従事者がいる.家族がいる.大部屋に入院したときは,同室者も大切な人である.そして,ここにヒーリング・アーティストが登場する.
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