特集 “偶然性”に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる!
【対談】「ねらうとうまくいかない」—酒造りと精神医療がシェアする、狙わないから生まれるもの
石川 達也
,
星野 概念
pp.360-361
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610280050360
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「診断して、治療する」。精神科医としてのキャリアの出発点は、そうした明確な“狙い”のある営みだった。しかし、ガイドライン通りに診療を進めてもうまくいかない場面に何度も直面するうち、星野概念さんは“何か”を見失っている感覚を持ち始める。そんなとき出会ったのが、自らの酒造りを「狙わない酒造り」と表現する杜氏・石川達也さんだった。
2人が志す精神医療と酒造りは、“思い通りにいかない”ことが本質であるかのように感じられる。人と自然、支援者と対象者、コントロールと自由、そのあわいに期せずして生まれる豊かさを見つめる対談が、2025年5月25日に紀伊國屋書店新宿本店にて開催された。
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