連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・169
支援する側とされる側が循環するとは
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.312-313
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300040312
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そんなことがあったなんて知らない世代も多くなっていると思いつつ、戦後最大の疑獄と言われるロッキード事件註を捜査した元東京地検特捜部検事の堀田力さん(さわやか福祉財団の創設者・永世名誉パートナー)の訃報が届きました。「これからは子育て支援の充実を」と次の目標を掲げておられたのに、重ねて起こした脳梗塞からの衰弱でした。2024年11月24日、享年90歳、老衰との公表でした。
「カミソリ検事」と呼ばれた堀田力さんは、法曹界を退官した後に、福祉の世界に飛び込んで30年、ふれあい・いきがい・助け合いをモットーに掲げた「さわやか福祉財団」を創設しました。全国各地の社会福祉協議会をはじめ、地域の福祉人材を「さわやかインストラクター」として育て、地域に根ざした共助社会を実現するために奔走されました。
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