徹底分析シリーズ 手術場での急変対応—チーム医療で患者を救おう
巻頭言
森下 幸治
1
,
仙頭 佳起
2
1東京科学大学病院 救命救急センター
2東京科学大学大学院医歯学総合研究科 心肺統御麻酔学分野
pp.355
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330040355
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- 文献概要
新年度になって,専門医試験を控えた麻酔科専攻医が赴任した中規模病院は,これまで過ごしてきた大規模病院のように,何かが起きても大勢いる上級医たちに助けてもらえる環境ではない。そんな病院での勤務が始まって最初の週末の夜,初めての「ひとり当直」で,さっそく緊急手術となった。術者や看護師たちはほとんど初対面だし,術前評価も時間がなくて十分にできていなかった可能性が高い。大丈夫だろうか…と不安を抱えながら術中管理をしていたら,患者の状態が悪化し,みるみるうちに病状が増悪していく。このままでは心停止してしまう—。
このようなシチュエーションでは,麻酔科はもちろんそのほかの専門科,他職種がお互いの知識や技能を尊重し合い,垣根を越えて患者のために最善を尽くせるかが重要である。今回の徹底分析シリーズが,そんなチームを作るきっかけになれば幸いである。
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