徹底分析シリーズ 麻酔とテクノロジー
テクノロジーの集中治療領域への応用—公開データベースの功罪とローカルデータの活用
齋藤 大之
1
,
内野 滋彦
1
,
方山 真朱
1
Taishi SAITO
1
,
Shigehiko UCHINO
1
,
Shinshu KATAYAMA
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部
pp.1084-1088
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320111084
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人工知能(AI)による臨床予測は,集中治療のあり方を大きく変える可能性を秘めている。しかし,公開データベースで開発されたモデルは実臨床との乖離が大きく,そのままでは現場で活用できない。この課題を解決し真に信頼できるAIを創出する鍵が,ローカルデータの活用にある。
本稿ではその意義について,自治医科大学附属さいたま医療センター(以下,当院)での実践例をもとに解説する。

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