特集 可視化の先にあるもの データ利活用が支える患者安全と病棟マネジメント
忙しくなるとインシデントは増えるのか?—2つの研究から導かれた病棟マネジメントと有害事象発生の関係
森脇 睦子
1
1東京科学大学医療本部
pp.124-128
発行日 2026年2月10日
Published Date 2026/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360020124
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看護現場においては,“忙しい”状況がしばしばインシデントの増加と結びついて語られます。しかし,この“忙しさ”が具体的に何を指すのかは人によって異なるため,他病棟との比較などにおいては,可視化が求められます。
本稿では,重症度,医療・看護必要度や「入院基本料等の施設基準に係る届出添付書類」の様式9などのデータを用いて,“忙しさ”を①「診療科混成度」や②「患者当たり看護時間」といった指標で定義し,インシデントとの関係を検証した2つの研究を紹介します。日常の感覚を数値化して捉えることで,患者安全対策の検討にどのような示唆が得られるのかを考えます。

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