特集 地域の「高齢者救急」を再考する 「下り搬送」と「地域包括医療病棟」に焦点を当てて
PART2 下り搬送を片道切符にしない地域連携
—【実践報告】下り搬送:市立函館病院の取り組み—高齢救急患者の下り搬送における地域看護連携—共有すべき看護情報の選択と標準化を目指して
寺田 恵子
1
,
松橋 由紀子
1
,
川守田 恵子
1
,
佐藤 裕子
1
,
河瀬 亨哉
2
1市立函館病院看護部
2市立函館病院救命救急センター 管理係
pp.28-33
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360010028
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三次救急医療機関では,重症度の高い高齢患者の救命と急性期治療に尽力する一方で,病状が安定した患者の継続的なケアをいかに地域で支えるかが喫緊の課題となっています。2024年度診療報酬改定で新設された「救急患者連携搬送料」(以下,下り搬送)は,この問題解決につながる地域医療連携の推進を促すものです。特に高齢救急患者の「下り搬送」において,看護師は大きな役割を担っています。
市立函館病院は,2024年6月より病態が安定した軽症高齢患者の下り搬送を積極的に行い,2024年度は132件の搬送実績があります。本稿では,同院における高齢者救急患者の下り搬送におけるプロジェクトチームの取り組みと成果,課題と展望を紹介します。

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