特集 地域の「高齢者救急」を再考する 「下り搬送」と「地域包括医療病棟」に焦点を当てて
PART2 下り搬送を片道切符にしない地域連携
—【実践報告】下り搬送:加古川中央市民病院の取り組み—下り搬送の仕組みづくりを通じた地域の高齢者救急体制の構築
赤尾 史門
1
1地方独立行政法人加古川市民病院機構加古川中央市民病院看護部
pp.34-38
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360010034
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近年,地域の救急体制の「出口問題」が顕在化しています。救急搬送が増加する一方で,急性期病院では高齢の中等症,軽症患者の入院期間が何らかの理由で延長することにより,救急受け入れの余力が圧迫されています。こうした中,2024年の診療報酬改定において,いわゆる「下り搬送」を評価する「救急患者連携搬送料」が新設されました。
本稿では,加古川中央市民病院が地域と連携して取り組む下り搬送体制の構築について,総合内科,救急科などの高齢患者が多く入院する病棟看護師長の視点から,その成果と課題を紹介するとともに,地域医療における今後の可能性を展望します。

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