連載 病院めぐり
市立函館病院
計良 光昭
pp.327
発行日 2003年3月10日
Published Date 2003/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101063
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市立函館病院は,1860年(万延元年)に箱館医学所の名で北海道で初めての病院として開設され,140年を超える歴史を有する病院です.また,当病院は,南北海道の基幹病院として位置づけられ,地方・地域センター病院,救命救急センター,災害拠点病院,臨床研修指定病院,エイズ診療拠点病院などの指定を受け,高度先進医療,救急医療など幅広い対応のできる体制を整えています.
当院は,開設時から140年間の長きにわたって函館の観光スポットでもある函館山の麓において診療を続けていましたが,施設の老朽化,狭隘化などのため平成12年10月に現在地の函館市港町に新築移転しました.新病院は北海道の自治体病院としては初の免震構造を採用し,また屋上にはヘリポートを設置し救急医療体制の充実をはかっています.病床数は844床(一般病床604床,感染症病床10床,結核病床30床,精神病床150床,老人性痴呆疾患治療病床50床)で,診療科は22科,医師数は研修医を含め約100名です.
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