連載 これからの臨床現場を支えるために COVID-19を経験した米国の看護現場から・48
看護臨床に対する感謝と称賛を形にする—デイジー賞から学ぶ
岩間 恵子
1,2
1ペース大学
2マウントサイナイ モーニングサイド病院
pp.1094-1097
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350121094
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ベッドサイドで献身的な患者ケアを行う臨床看護師の尊い働きに対する感謝や承認の機会をつくることはとても大切です。患者のアセスメントに始まり,身体の清潔,食事介助,環境整備,投薬—安全を守り,患者の心のケアや最後の看取りまで,患者の闘病生活の全てに寄り添うのが看護師です。これらはいずれも「看護師の仕事だから当然」と思われ見過ごされがちですが,患者アウトカムの向上にも直結する重要なものです。こうした看護師の働きは,目に見える形で承認される必要があります。そこで,今回は,看護師に対する意義のある承認とその試みについて述べます。

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