特集 身体拘束最小化を実現するための倫理的問い 診療報酬改定を受け,踏まえておくべき視点・論点
—【実践報告】聖隷三方原病院の実践—倫理的ジレンマを乗り越える多職種カンファレンスの意義—多様な視点からの情報共有で,身体的拘束が解除できた事例
佐藤 晶子
1
1聖隷三方原病院看護部専門・認定看護室 看護課
pp.970-973
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350110970
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
聖隷三方原病院では,継続的な臨床倫理の取り組みによって,多職種が多様な意見を持ち寄る「多職種倫理カンファレンス」を定着させています。高齢者が増え,倫理的葛藤が複雑化する事例が増加している急性期病院の現状を踏まえ,倫理的組織づくりの内容と,その取り組みが実質的な「身体拘束の解除」へとつながった事例を,老人看護専門看護師であり,臨床倫理コンサルテーションチームの相談窓口も務める佐藤氏が紹介します。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

