連載 これからの臨床現場を支えるために COVID-19を経験した米国の看護現場から・42
米国におけるDNP(Doctor of Nursing Practice)の課題と今後の展望
岩間 恵子
1,2
1ペース大学
2マウントサイナイ モーニングサイド病院
pp.510-513
発行日 2025年6月10日
Published Date 2025/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350060510
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米国でも日本と同様に,DNP(Doctor of Nursing Practice)の可能性に関心が寄せられています。米国におけるDNP育成プログラム(以下,DNPプログラム)の数は年々増加し,DNP取得者が病院組織内に増えました。しかし,臨床におけるDNPの知識とスキルを活用する基盤づくりはあまり進んでおらず,DNP取得者の増加の一方で,活躍の機会が広がっていないといった課題があります。また,増加するDNPプログラムの質に関する議論も交わされています。今回は,前回に引き続きDNPに関して,特に課題と今後の展望について考えていきます。

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