特集 包括的食支援における看護の役割 診療報酬改定を契機に,看護サービスの質を再考する
—【座談会】—今こそ求められる包括的食支援—患者の生きる力を支える看護の役割とは
杉原 多可子
1
,
小山 珠美
2,3,4
,
竹市 美加
2,5
,
会田 薫子
6
1社会医療法人純幸会関西メディカル病院 看護部
2NPO法人口から食べる幸せを守る会
3神奈川県厚生農業協同組合連合会伊勢原協同病院
4公立大学法人新見公立大学
5訪問看護ステーションたべる
6東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
pp.106-113
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350020106
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食事を口から食べ,おいしいと思う感覚は,全ての人々に共通するものです。食事の支援(食支援)は,看護職にとって生活援助の根幹です。患者の回復過程における重要なファクターとなる急性期からの食支援は,看護管理者にとって最優先で取り組むべき課題と言えます。
本座談会では,看護職,臨床倫理の専門家による対話を通じて,包括的食支援における看護の役割を再確認するとともに,患者の尊厳を護る価値について考察します。
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