連載 覗いてみたい!? 先輩OTの頭の中・第6回
柔く堅く
宮崎 宏興
1,2,3
1特定非営利活動法人いねいぶる
2たつの市重層的支援体制整備事業
3大阪大学大学院医学系研究科
pp.546-547
発行日 2026年6月15日
Published Date 2026/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600060546
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地域支援の現場は,そう簡単なものではありません.たくさんの喜びがあるのと同時に,たくさんの後悔を味わうことも少なくありません.「あのとき,もっと○○していたら……」とか,「何でこんな状況になってしまったのだろう」とか.これまでの支援が行き詰まったときには,まるで鏡で自分の未熟な姿を見ているかのように感じることさえあります.
それでも,地域支援の現場は魅力的です.医療介護福祉の(狭義の)世界だけにとどまらず,さまざまな人たちに巻き込まれていくことによって,自分と他者との重なりに気づき,そして,自分の中に新たな自分を発見し,他者をおもんぱかる心を育んでくれます.畦に沿いながら流れ入る水のように,流されながらもしっかりと蓄えられていくような気分です.水無月(「無」は「の」の意味.6月は田んぼに水を張る月)には,水のように照らされ輝く地域作業療法士の特徴を,私なりに3つに絞って書き出してみました.
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