作業療法ジャーナル 第60巻記念企画
対談:身体障害領域の作業療法のこの10年
川手 信行
1
,
中村 春基
2
1昭和医科大学
2千里リハビリテーション病院
pp.374-379
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600040374
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これまでの10年,これからの10年
中村 本日は「身体障害領域の作業療法のこの10年」について,川手先生に医師のお立場でお話しいただければと思っていますが,先生からさらに「少子化等によるセラピスト養成校の定員割れについて」と「『作業療法』という名称について」の2つのテーマをいただきました.先生,そのご意図をお聞かせくださいますか.
川手 私はこれからの10年,作業療法には追い風が吹くと考えています.これまでを振り返りますと,回復期リハビリテーション病棟の制度化により,作業療法士が活躍できる場は大きく広がりました.さらに,介護保険の導入による地域・在宅のリハビリテーション支援の充実に伴い,生活に直結した支援を担う専門職としての作業療法士の役割が一層重要となっています.また,近年では進化を続けるロボット技術やrTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)や電気刺激促通といった新たな治療技術においても,作業療法の視点と介入は不可欠です.

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