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特集 生成AIの作業療法への活用—臨床・教育・研究支援の最前線
作業療法教育における生成AIの活用—教育支援の最前線
Integrating generative AI into occupational therapy education: Opportunities and challenges
押野 修司
1
,
小池 祐士
1
,
田坂 翔太
1
,
久保田 富夫
1
Shuji Oshino
1
,
Yuji Koike
1
,
Shota Tasaka
1
,
Tomio Kubota
1
1埼玉県立大学
pp.28-34
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600010028
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Key Questions
Q1:教育現場での生成AI使用における倫理的配慮とは?
Q2:生成AIは講義資料作成や評価にどう貢献できるか?
Q3:生成AI活用時に人間性や対人関係をどう維持するか?
はじめに
作業療法教育は,養成校の増加と多様化により発展する一方,教育の質の保証や指導者の負担増,学生の学力格差等が課題となっている1,2).近年,ICTを利用したe-learning等の導入により,講義内容の均質化と「学習者の都合や理解に合わせた受講」による個別化が進展している3).このICT基盤にAIを組み込むことで,個別最適化や学習評価の高度化がさらに期待される.
ChatGPTに代表される「生成AI」は,文章だけでなく動画や音声等,異なる種類の情報をまとめて扱え,人間の反応と遜色ないスピードで応答ができるようになっており,私たちの社会に革命的な変化をもたらしている4).教育分野においてもその活用は目覚ましい.たとえば,生成AIを英会話の相手として活用し,より自然な英語表現への改善を促したり,一人ひとりの興味・関心に応じた単語リストや例文リストの作成に活用したりする等も試行されている4).このような生成AIの進化は,作業療法教育においても学習方法や指導のあり方を大きく変える可能性を秘めている.
本稿の目的は,生成AIの教育的応用と倫理的課題を整理し,実践事例を通してその可能性を示すことである.

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