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特集 刑務所における作業療法士たちの挑戦
刑務所における作業療法士と多職種の協働
Occupational therapists and interprofessional collaboration in prison setting
川北 瞳
1
Hitomi Kawakita
1
1広島刑務所尾道刑務支所
pp.1424-1428
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590131424
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Key Questions
Q1:刑務所にはどのような専門職がいるのか?
Q2:刑務所での作業療法士の多職種連携はどのようなものか?
Q3:刑務所の多職種連携における特徴は何か?
はじめに
「刑務所での多職種連携の実態と,その特徴とは?」.本稿ではこの問いについて,作業療法士である筆者の日々の取り組みを通じて考える.刑務所での臨床は,作業療法士にとって病院や福祉施設のそれとは異なる部分も多い.他の専門職からも作業療法が何かはほとんど知られておらず,作業療法の対象となる被収容者は医療や福祉の機会を得るために入所するのではない.そのような中で,作業療法士がどのように刑務所内の多職種と連携を図り,被収容者にかかわっているのかを紹介する.

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