特集 地域を支える多職種協働
歯科衛生士の多職種協働への取り組み
武井 典子
1
1公益社団法人日本歯科衛生士会
pp.822-828
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200711
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歯科衛生士の就業状況と歯科衛生士を取り巻く環境の変化
歯科衛生士の就業者数は12万3,831人(平成28年12月現在)であり,主な就業場所は「診療所」が11万2,211人と圧倒的に多く,次いで「病院」「市区町村」「介護老人保健施設等」の順に多い(図1)。一方,高齢化の進展に伴い,歯科診療所に通院できない高齢患者が増加するとともに,地域包括ケアシステムの構築が急がれている。これらの状況から,歯科衛生士の大多数を占める診療所の歯科衛生士が,診療所から地域や生活の場に視点を広げ,医療・介護との連携による歯科衛生活動のあり方が課題となっている。
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