連載 In the assisted living シアトル・高齢者ケア事情・12(最終回)
多職種協働はプロフェッショナリズムが身上!
北野 敬子
1
1アシステッド・リビング
pp.1228-1231
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100583
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「どうしちゃったの,この部屋は!?」
ドアを開け放たれたジョニー氏(86歳,男性)の部屋の前を通りかかった私は,思わず足を止めた.部屋の中が,泥棒に荒らされたかのようなひどいありさまだったのだ.リビングルームの床には,お菓子の包み紙や新聞・雑誌が散在していた.
このアシステッド・リビングでは,ハウスキーピング・サービスを週に1回提供している.私は清掃担当者のところへ行き,ジョニー氏の部屋はいつ掃除したのかと聞いた.すると,昨日きれいにしたばかりだと言う.さらに,入居者アシスタント(Resident Assistant;以下RA)のリンダによると,ジョニー氏の部屋はいつもこんなふうに散らかっているのだそうだ.
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