連載 研究計画書の書き方ガイド・第4回
吟味:リサーチ・ギャップを特定する技術
京極 真
1
Makoto Kyougoku
1
1吉備国際大学
pp.1338-1344
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590121338
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はじめに
これまでに,リサーチ・クエスチョンを立て(第1回),倫理を学び(第2回),先行研究を集める方法(第3回)を習得してきた1〜3).今回は,収集した文献を読み解き,リサーチ・ギャップを特定する技術を学ぶ.本論を読み終えるころには,あなたは以下のスキルセットを獲得しているだろう.
1.収集した文献を効率的に読解し,重要な情報を抽出し,その質を批判的吟味し,リサーチ・ギャップを特定できる
2.AIを効果的に活用し,これらのプロセスを実行できる
なお,本論においても,人間は最終的な判断を下す意志決定者であり,AIはその判断を助けるアシスタントとしての役割を担う.研究者はAIの出力をうのみにすることなく,必ず自分自身で内容を徹底的に吟味し,最終的な責任を負うことを忘れてはならない.

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