特集 保存的腎臓療法(CKM)
14.エンドオブライフケア-緩和ケア医の立場から
林 章敏
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1聖路加国際病院緩和ケア科
キーワード:
保存的腎臓療法(CKM)
,
エンドオブライフケア
,
緩和ケア
,
ACP
,
スピリチュアル
Keyword:
保存的腎臓療法(CKM)
,
エンドオブライフケア
,
緩和ケア
,
ACP
,
スピリチュアル
pp.663-668
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002586
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CKMは,進行性腎臓疾患をもつ患者にとって重要な治療法の選択肢の一つである.ただし,この選択を支持する背景には,十分な緩和ケアの提供がCKMの選択以前から選択後にも継続的に提供され,最期の時まで患者のQOLが保たれ,尊厳をもって生き,最期の時を迎えられることが重要である.エンドオブライフケアとは,「人生の最終段階におけるケア」と定義することができる.死期が迫り,死を意識したときに生じる身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな苦悩に対するケア全般を指す.CKMにおけるエンドオブライフケアは,患者と家族の尊厳とQOLを最優先に考えることが重要である.
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